
結局、出産が終わってから8時間も分娩室で寝ていました。
総出血量は1.5リットルを超え、かなり多量の出血だったようです。
二年前の流産の時も同じくらい出血したので、どうも私は出血しやすい体質っぽい?子宮に筋腫があるからなのかしら…
本来は出産後2時間程度回復時間をとって、すぐ新生児室で初乳をあげるはずだったのに、私の体力の消耗が激しい&点滴やらカテーテルだらけで身動きができないため新生児室へ行けず…。
翌朝、私の目が覚めたのを確認したスタッフの方がLDR室へ息子を連れてきてくれました。

この時になってやっと、落ち着いて自分の子を見ることができた!
産む前は「やっぱり自分の子だし、産んですぐにかわいいって思うもんなのかなあ〜」と思ってたのですが、自分の子供を初めて見た感想は、
「何だこの不思議な生き物は…!!」というものでした。
もちろん、「ちっちゃいなあ!可愛いなあ!」という気持ちもあったにはあったんですが、「こんなものが自分の腹から出てきたのか…!!」という驚きが勝っていて、なんか現実を受け止めきれなかった感じ。

体力の回復も遅く、LDR室でもう一泊安静にしてから、点滴やカテーテルを取ってもらって大部屋に移してもらいました(本当は出産したらすぐ大部屋に移るつもりだった)。
移った部屋は4人部屋で、そこで相部屋になった人たちと話すと、やっぱりそれぞれ大変なお産を経験してきた様子で…

結局この大部屋には3泊して退院となったのですが、身体はボロボロで、授乳で呼ばれてろくに寝れずにヘトヘトだったけど、相部屋の人たちと励ましあったり笑いあったりして、今思うとこの数日間はなんか修学旅行みたいで楽しかったなあ。
ご飯も美味しかったし。
総合病院だから、そんなに期待してなかったけど、毎食あたたかいご飯が運ばれてくるのはほんとうに楽でありがたかった…
大部屋に移る前に助産師さんに勧められた「産褥入院」とは、里帰りしない人や出産時のダメージが激しかったりして、退院後に赤ちゃんのお世話ができない産婦さんのケアのための入院のこと。
この病院では産褥入院はやっておらず、市外の助産院への転院を勧められましたが、私は退院後に実家へ里帰りすることになっていたし、出産後3日目にはだいぶ体も回復したので、この病院での入院を1日長くしてもらうだけで済みました。
ちょっと考えたけどね、産褥入院。助産師の方に子供見てもらってゆっくりできるし、パンフ見たらすごくすてきな施設でご飯も美味しそうだったし…しかし料金が高い(泣)。
市から助成金も出るみたいだけど、それでも高いのよねー。
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